int()関数やinput()関数のように、文字列や数値などを返してくる関数を思い出してみてください。
この生成されて返ってくる値を「戻り値」といいます。
今回はdefメソッドと合わせて「戻り値」を返す関数を作成します。
関数の戻り値を設定する
自作の関数で戻り値を返したい場合は、「return文」を書きます。
戻り値の関数構文
def_関数名():
____関数内で実行する処理
____return_結果の値
ポイント
①defと関数名の間は半角スペース(_部分)
②関数名の後ろにカッコを付けて、その関数が使う引数の名前を書きます、引数を使う必要がない場合はカッコのみ書く(_部分)
③コロン(:)を忘れずに(_部分)
④関数内で実行する処理は、1段落インデントして書く(_部分)
⑤return文も1段落インデントして書く(_部分)
⑥returnと結果の値の間は半角スペース(_部分)
構文だけみても分かりづらいので、
実際に具体例でみていきましょう。
具体例
半径1cmの円面積を求める関数を作ってみます。(円周率π=3を適応)
※参考
円面積=半径×半径×円周率
①「menseki」という名前で、引数「hankei」を受け取る関数を定義
②引数「hankei」×引数「hankei」×3の結果を整数化して戻り値に設定
③
④数値「1」を指定して円面積の結果を表示
Q.練習問題
問題文
戻り値の関数構文を使って、下図の長方形の面積を求める関数を自作しなさい。
A.解答例
※本サイト内
まとめ
return文を使って、「戻り値」を設定したオリジナル関数の作り方を確認しました。
例や練習問題で見たプログラムはもっと簡単に表示できるように感じたかもしれません。しかしreturn文で戻り値にすることで関数同士の連携も可能になり幅が広がります。
戻り値はわかりにくい概念ですがいろいろ試して勉強していきましょう。
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