これまで、計算と出力を一度だけ処理するようなプログラムを書いてきました。今回は繰り返し同じ処理を実行するプログラムについて学びましょう。
まずfor構文をみる前に「リスト」という値をグループとしてまとめて扱うことのできる概念を簡単に確認しましょう。
リストとは?
リストとは中に複数の値を入れることができる「型」です。
作り方は、
「=」の左に変数を置き、
「=」の右に角括弧[ ]を書き、その中に数字や文字をカンマ , で区切って並べます。
リスト内の値を「要素」と呼び、数値でも文字列でも何でも使用できます。
リストの書き方例
①「season」という変数を置き、文字列「春」「夏」「秋」「冬」を要素とするリスト
②「gusu」という変数を置き、数字「2」「4」「6」「8」を要素とするリスト
③「kisu」という変数を置き、数字「1」「3」「5」「7」「9」を要素とするリスト
for構文の基本形
for_変数_in_リスト :
____繰り返したい処理
ポイント①
繰り返したい処理は1段落インデントする(_部分)
ポイント②
リスト後ろの「:」コロンを書く(_部分)
ポイント③
「変数」の前後、「リスト」の前に半角スペース開ける(_部分)
for構文を用いてプログラムを書いてみよう!
様々な種類の食材についてリストを作り、リストの内容を「焼き」という文字列を並べて繰り返し文を使って表示します。
①「food」という変数を置き、「魚」「鳥」「肉」「そば」「うどん」「ナス」という文字列をリストにいれる
②変数「food」内の要素を変数「grill」に順番に入れ、以下③を実行
③「焼き」という文字列と変数「grill」を並べて表示
IDLEで表示すると以下のようになります
練習問題
問題文
テストの点数70、80、90、100をリストの要素とし、for構文を使用して順番に足して合計点を表示するプログラムを作成しなさい。
解答例
まとめ
リストの概念について簡単に説明。(詳しくは別の項で説明)
リストという複数の値をまとめたグループを作り、作ったリストの中を順番に実行する処理を確認しました。
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