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Pythonを使ってコンピューターに計算させてみよう!

基本的なPythonの文法

対話モードで計算を実行

対話モードを起動

まずはコマンドプロンプトを起動し、対話モードにします。
①「Python」と入力して[Enter]キーを押す
②対話モードが起動したことを表す「>>>」が表示されます

足し算と引き算

それでは演算子(+や-など計算に使用する記号)を用いて計算してみましょう。
まずは足し算です。
①「2 + 1」と入力し[Enter]キーを押す
②「3」という結果が表示されます

次は引き算です。同様の手順で
③「2 – 1」と入力し[Enter]キーを押す
④「1」という結果が表示されます

掛け算と割り算

まずは掛け算から、
掛け算の演算子は「*(アスタリスク)」を用います。
①「4 * 2」と入力し[Enter]キーを押す
②「8」という結果が表示されます

次に割り算です。
割り算の演算子は「/(スラッシュ)」を用います。
③「4 / 2」と入力し[Enter]キーを押す
④「2.0」という結果が表示されます
「2」でなく「2.0」と表示されたことに気がついたでしょうか?
割り算の実行結果は、その値にかかわらず小数点込みの実数型で表示されます。
※整数型と実数型については後述

Pythonで使える演算子一覧

演算子読み方利用例例の結果
x+yxとyの和2+13
x-yxとyの差2-11
x*yxとyの積4*28
x/yxをyで割った商4/22
x//yxをyで割った商(小数点以下は切り捨て)7//23
x%yxをyで割った余り7%21
x**yxのy乗2**8256

等号(=)の前後は半角スペースを1つおく(PEP8から)

PEP8とは?

ソースコードは一般に「書かれる時間」よりも「読まれる時間」の方が長い、そのような事実に基づいて、「スタイルを統一し読みやすいコードを書こう」というアイデアのもとに作られたガイド
https://pep8-ja.readthedocs.io/ja/latest/

読みやすい式と読みにくい式

PEP8には変数の代入の等号(=)の前後には半角スペースを1つ置くというルールがあります。

PEP8原文
次の2項演算子は、両側に常にひとつだけスペースを入れましょう: 代入演算子 (=), 拡張代入演算子 (+=, -= など.), 比較演算子 (==, <, >, !=, <>, <=, >=, in, not in, is, is not), ブール演算子 (and, or, not).

半角スペースの有無で計算結果は変わりません。
将来的に複数で仕事をする可能性のある人、プログラムを開示する可能性のある人はルールに従った書き方を心がけると良いでしょう。

※整数型と実数型

プログラムで扱う数値には整数型と実数型(浮動小数点)の2種類があります。小数点を含まずそのまま書いた「2」は整数型、「.(ピリオド)」を入れて「2.0」と書けば実数型です。この2つは異なるデータ型として扱われます。
詳しくは別タイトル”データの型について学ぼう!”にまとめますので、違いがあるということだけ認識してください。

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